私がオーディオビジュアルのライブパフォーマンスをする際はTouchDesigner + Notchのコンビネーションでリアルタイムに映像をジェネレイトすることが基本なのですが、メインツールであるHoudiniでも、やっぱりオーディオビジュアルしたいよねということでいつもTouchDesignerで使っている手法をHoudiniでもやってみました。 今回作成したファイルはこちら

audio_chop.toe

audio_channel.hip

はじめに

HoudiniとTouchDesignerは縁が深く、TouchDesignerの開発者はHoudiniの前身であるPRISMSの開発者でもありました。そのような成り立ちのソフトウェアなので両者にはノードベースであることをはじめ類似点も多く、Houdiniユーザーである私はスムーズにTouchDesignerにも馴染むことができています。

オーディオビジュアルのために用意するもの

なにはともあれ、まずは音源です。 最近はSound ArtistのMasayuki Azegamiさん(https://www.instagram.com/masayuki_azegami/)とコラボレーションすることが多いのですが、いつもサウンドのpara素材をもらうようにしています。 本番のときはそれらをオーディオインターフェイスを経由して受け取り、TouchDesignerで処理しています。たとえば以下のような素材です。

↓master

master.wav

↓drumsのみ

3drums-A.wav

確実にdrumsパートのみを受け取ることができます。 masterにフィルターかけて低音域を強調させてdrumsを拾う、という手法もありますが、私はあまり使わないので今回は割愛。


リハーサルの様子。6チャンネルをフォンケーブルでやり取りしているのでゴチャゴチャです。最近はTDabletonへの移行をちょっとずつ進めています。

リハーサルの様子。6チャンネルをフォンケーブルでやり取りしているのでゴチャゴチャです。最近はTDabletonへの移行をちょっとずつ進めています。